組 踊 「大城大軍」

<忠孝と敵討ち 大城の組踊「大城大軍」は、大城区独自の組踊であり、大城区に残る伝承を基として創作されたものである。

組踊の内容は、「大城按司(真武)が島添大里按司との戦いに敗れた後、大城按司の子である若按司(真宗)とその妹が

守役の外間子に助けられ、彼の故郷である玉城村の垣花に隠れ住み、さらに島添大里按司の捜索から逃れるために那覇の

儀間胡城(現、那覇市垣花)に移り、隠れ住んで島添大里按司への仇討ちの機会を狙っていた時、外間子が住吉神社で

仇討ちの願かけを行った所、近いうちに佐敷按司(尚巴志)が、大里グスクの攻略を企てているので協力して戦えば仇討

ちがかなうと教えられ、若按司と共に佐敷按司を訪ね、共に協力して島添大里按司を討つことを約束し、

2日後夜陰に乗じて、島添大里グスクに忍び込み、島添大里按司と敵将の内原子を捕らえ、仇討ちを無事行った」

というものである。


「大城大軍」は大城を舞台にしたあだ討ちの物語。島添大里按司と戦って敗れた大城按司の子・若按司が、          

佐敷按司の協力を得て島添大里按司を倒す内容となっている。                              
 1946年まで毎年上演されていたが、戦後の混乱などもあり途絶えていた。                      

台本が見つかったことをきっかけに1989年、人間国宝として知られる宮城能鳳氏の指導を受け、43年ぶりに復活した。    

その後、数回上演されている。 現在は、10年に一度の上演となっている。                         


南城市上がり太陽プラン「村芝居【組踊・大城大軍】公演事業」

 

平成25年度上がり太陽プラン」の市民プレゼーションの状況